2008年12月11日木曜日

ようやく

新しい会社で10日経過。

結果的に転職は正解だったと思うけれど
自分の立ち位置がまだ不確定なのと
周囲は私の人となりを知らない訳で
いつものお約束、みたいな展開は
0から組み立てないといけない。
せっかく会社を変えたのに
「いつものお約束」を再び作ろうとしてる自分に苦笑。

業種も違えば、期待される動きもまったく違う訳で
今までの経験は、ほぼ役に立たず
とにかく、自分の殻をじゃんじゃん打ち破って
最適のカタチで自分をアップグレードしたい。

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2008年11月24日月曜日

駆け込み業務

残すところ、あと4日(平日のみカウント)。
私の有給休暇はいずこへ…30日以上残ってたはず。。
中途半端に管理職だったから、結局なかったことになるんだろうな。

「まだ来てるんですか」なんて言われつつ
いつもより三倍速ぐらいで働かされています。
ありがたいことです。

退社二週間前に新しい業務を入れられるって、どういうこと?と
思いつつ、プロダクト偏重主義に憂う。
絶対やりたがらないんですよね、この仕事。
手間がかかるわりに、完成時の達成感が少なく
売り上げにダイレクトに影響する部分でもなく
業界後追いの当社にとっては
まったく、おいしくない仕事。
それなりにやりがいはあったけれど、
先が見えちゃった。

もっとデザイナーとしての色々な筋肉を鍛えたい。
ミクロとマクロを自由に行き来ができる人材になりたい。
今の会社は居心地が良くて、自由にできるんだけど
担当者が一人しかいない純粋培養なものは、あまり良くない。
いろんな人と切磋琢磨していいものができるはず。
おいしくないけど、大事な業務…と
周囲に認知はしてもらったと思うので
ここでどかんと、新しい血をいれて
さらにいいものになっていけばいいと思う。

これしかできない、ということだけは言いたくなくて
工夫すれば、こんなことまでできる。という気持ちで
取り組んで欲しい。

…と遺言じみたことばかり考えてますが
人間、何か節目を迎えると
こんなに色々ものが見えてくるものか、と
思い知ってます。

意外な人の意外な優しさ、だとか。
ただの声がでかいうるさい人だと思ってた
企画部長が「寂しくなるなあ」とつぶやきつつ
横を通り過ぎ
送別会があると知るや否や
駐在帰国中で忙しい最中なのに
企画部員全員が参加してくれたり
企画とは本当に戦友な付き合いだったので
うれしくて
涙が止まらず(笑)
泣くようなキャラじゃなかったのに
退社間際に、自ら覆してしまった。

とにかく
感謝の気持ちでいっぱいです。

2008年11月15日土曜日

送別会にて

会社の気が合う面子が開催してくれる。
幹事は、彼。

「私の趣味は熟知してるもんね」
「任せてください」
以前教えてくれたタパスやさんに行きたいな、と
念を送っていると、案の定その店に決定。
以心伝心やね、と微笑むと
あたりまえじゃないすか、と笑顔。

周囲は私たちの色々を知らないので
こんなに一致してる男女って珍しいよね。
二人は、どうなの?なんて無邪気に聞いてくるのですが
ずっと仕事してると、嫌でも似てくるよね…
そういえば、○○さんてカッコいいよね。実はずっと目の保養やってん、なんて
他の男子の名前を挙げて、話をはぐらかす。
彼曰く「絶対合わない」と全否定。
じゃあ、どこに合う人がいるの。教えなさいよ。と
笑いながら詰め寄る。
周囲から見ても、私たち「合ってる」んだって…と
心の中でつぶやきつつ。
彼もそれを察してか、複雑な顔。

彼のおねえさんが、私のひとつ下と知り、驚愕。
「おねえちゃんと僕、似てるんですよ」
「へえ、仲良くなれそう」と、つい口走ってしまう。
「間違いなく仲良くなれるでしょうね」と、彼も。

出会う順番が違っていれば、可能性はあったのかな。なんて
思う自分が意地汚くて、いやだ。

楽しく時間を過ごして、
やっぱりこの人のことが人として大好きだ。と再確認し、
他のメンバーと別れ、2人電車に乗り込む。

へんな間が流れ、彼のほうを見ると
視線を外さない。
意地になって視線を外さずに、なんとなくみつめ合う。

ちょっと耐えられなくなって
最近読んだ本の話でお茶を濁す。
ここでも意気投合し、
櫻井よし子の本を彼から借りることで合意。

もう気持ちは振り切ったはず。
振り切る。

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2008年11月6日木曜日

落ち込んだ時は

素直にそれを認める。
やっぱ、疲れてますよ。相当。
転職まで一ヶ月を切り
仕事は減らず(笑)
ひとつひとつ菩薩の心で、地道に片付けていくのみ。

「わたしには仕事しかない」なんて
思い込んでたけれど
必要とされていると思われる場所でも
いなくなれば、そんな穴は
一瞬で埋まるわけで
わたしの代わりなんてたくさん存在する。

…こういうことを考えると
ダークサイドへ落ちてしまうのです…悪循環。
何もかもなくなってしまえばいい、なんて
ニヒリズムに染まりきってしまう。

悪い執着は捨て
いい執着を持つ…というダライラマの言葉を
つぶやきつつ

誰かのかけがえのない存在に
なりたかった!
というのが、今の心の叫び。
これは、私にとっては悪い執着なのかしら。

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2008年11月4日火曜日

ねこのように

片思いに敗れた後って
その相手とは
一生会わんだろうな、という離れ方をしてたので
(連絡があっても、ぜったい応じなかった)
今回のように、あと一ヶ月とはいえ
一緒に時間を過ごす、というのが
しんどくもあり、顔が見れるだけいいかと思ったり
人のものには興味なし、と思ったり
毎日忙しい。

でも、人間ってたいがい片思い。ですよね。
いくら両想いの時期でも
完全に相手へ思いが通じることなんてないし
どこか切なさがつきまとうわけで。

仕様検討中の馬鹿話。
よくあるDVDソフトのアングル切換の意味が分からない。という話を
すると、
意外そうな顔で「え、対応ソフトたくさんありますよ」と言うので
「例えば?」と聞くと
「暖簾の向こうのやつですよ」
「…ピンク色の?」
「そう!」と、そこから大いにもりあがり
「こんな話を共有できる人と初めて出会えた」と嬉しそうにおっしゃるので
「いるんじゃないの?」と覗き込むと
「…無理ですよ(彼女とは)」とはにかむ。

(彼女とも)そういう話できるほうが楽しいと思うよ。と
じっと目をみつめ、穏やかな口調で、言ってやる。
照れくさそうにうつむく彼を眺めてると
こういう人に大事にされてみたかったな。と、ちょっと思う。

…いかんいかん。
同じような人間は2人いらない。
私は彼の人生に必要のない人間。
死期を悟った猫のように、跡形もなく消えてやる。

あと一ヶ月で一生会わない人になる、という事実を
ゆっくりと、自分のなかで咀嚼しなければ。

あと、25日。

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2008年11月2日日曜日

第一次引越完了

荷物持ち出し完。
次の家への入居までしばし間があるので
10日ほど荷物を預かってもらい、再び運び入れ。
もう一度引っ越し作業が発生するのはうっとおしいけれど
京都におけるマンション不足は深刻なので
(学生の街なので大人が一人暮らしできる物件がない!)
仕方がない。

物理的に動いてしまうと
色々腹がくくれるもので
でも、あまりにも周囲の対応が変わらず
普通は徐々に仕事が減っていくはずなのに
増えてる(!)状況に、まったく実感が伴わない日々。

今週は
現場の人たちに、退職をカミングアウトする。という
大仕事が待ち受けているので
それまでに仕事のあれこれをすっきりさせるべく
休日出社。

一緒に働いている人たちは大好きだもの。
会社も好きだし、作ってるものも好き。
自分が今の会社で働く意味?が希薄になったというか。

なんで転職するの?と強く問いただされると
納得させる答えを言えるかどうかは
すこうし自信がない。

今動いておかないと、もう動けない気がしたから。
デザイナーとしてのキャリアを見つめなおしたかったから。
細胞の隅々までデザイナーである、という自負はあるのだけれど
それをキャリア十年目にして、
一度ばらばらにして、再構築したかったから。
…ってことなんだけど、
なんて自分本位な理由なんでしょうね。
転職なんてものは、自分本位なものか。

とにかく。
前へ進む。

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2008年10月30日木曜日

物欲成就〜音周り

我が家の家電は
基本はシンプルに無印ベースなんですが
・ええ音で音楽聴きたい
・パン作りを本格的に

…という2つの想いは無印のOEM寄せ集め集団では
到底かなえられることができず、色々物色。
散々迷った挙句
仲間入りしたものを紹介したいと思います。

本日のお題目は
音周りをシンプル&最大限のパフォーマンスで
ONKYO BASE-V20HD


これからのモノづくりに必要な視点は
増えすぎたモノや行動を
いかにシンプルにまとめていくか、という切り口もあると思う。
デザイナー個人として
華美に走ることなく、モノがもってる機能をうまく
アイコン化できたときは「いいものができた!」という実感があり
そういうものには
独特の品のよさがあり、
お客さまにもダイレクトに機能が伝わる。

BASE-V20HDはコンパクトにテレビ周りをまとめたい
日本市場を見据えた
2.1chホームシアターパッケージ。
見た目も「オーディオ」のアイコン性を損なうことのない
最小限のデザイン&質感で
きゅっとまとまった製品からは精密感と
「ええ仕事しまっせ」というオーラが漂う。
これにTV&HDD/DVD&iPodを接続すれば
最小限のもので
家庭内の音周りをすべて統合できる日本型レシーバーです。

iPodドックも販売されてるので
iPodを家でも楽しみたい&ホームシアターもお手軽に、という
ニーズにばっちりあてはまる逸品です。
LINE3&HDMI2なので、十分。
スピーカーの仕様が
木目と黒光沢があって、最後の最後まで迷いましたが
(木目の仕上げが突板の割にはいい!)
ツートンカラーの潔さが際立つ、黒に軍配。

早く環境を整えたい!楽しみ。
〜次はパン作り編

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2008年10月28日火曜日

物欲表

ほんとは、結婚とかっていう転機で
こういう金の使い方するんだろうね。と他人事のように
物欲表を見る。

これを何も考えず行使すると
そんなに夢詰めちゃっていいんですか!というぐらいの
散財っぷり。。2か月分家賃込みの契約費を含め
120まんえんナリ。(引越し費用は会社持ち)

3年間住んでた現在の部屋は
広いんだけど、無駄な空間が多くて
使い切れなかった部分もあり、部屋選びのポイントを
外してしまったことに猛省。
それを生かして選んだ今回の部屋は
・キッチン&お風呂等、水周りの充実
・作業場所(パン作り&仕事)の確保
・誰かが泊まりにきてもプライベートが保てる…の
三点クリアが絶対条件。

選ぶ余裕もなかったんだけど
2畳ぐらいのKと
9畳LD
6畳寝室…で、まあクリア。

天井が高く、コンクリ打ちっぱ…な
ちょっといけいけな部屋ですが
一人暮らしを始めた時に
恋に落ちて即買いしてしまったギルソファ(革の風合いがたまらん)を















主役に据えて素材重視の部屋作りを考えてます。


悩みに悩んで選び抜いた
お部屋のいろいろを、少しづつ紹介していきます。



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2008年10月24日金曜日

調理器具

が、熱い!
…と、私だけのブームかしら?と思ってましたが
日経デザインの最新号もそういう特集をしてましたし
CASA BRUTUSも民藝系に振ってますが
食器&器具の特集。
次の部屋は若干キッチンが広くなるので(今までが狭すぎた!)
あれやこれやと妄想中。

手始めに、ベタですが
月兎印のホーローケトルを購入。


















毎朝、美味しいコーヒーを入れるために。

またまたベタですが
鋳物鍋も欲しくて
ルクルーゼをぎらぎら検討中。
ルクルーゼにタジン鍋があることを知り
あまりの美しさ(色&フォルム)に
久々の物欲が。







料理の幅も広がりそうだし
しっかり吟味して、新しい我が家の仲間に
なってもらおうと思います。





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2008年10月23日木曜日

京都へ。

転職を機に、十数年ぶりの京都生活。
学生時代はとてつもなく辺鄙なところに住んでたので
今度は絶対、京都らしい所で!と念じて決めたエリア。

物件&ロケーション的に思い通りの場所。
家賃は少々お高めですが
ネット費込み&住宅手当を考えると妥当な値段か。
がんばって稼ぐんだもの、これぐらいは許されるよね。

今住んでる場所も大好きなんだけど、意を決して引越し。
人間移ろいいくのが宿命だものね。

自分の人生の要素が「仕事」だけで
ほかにあまりにも要素が無く(幸せなことに?!)
仕事のことばっかり考えてるうちに
今の職場も可もなく不可もなく…という感じなのだけど
つい時間があったから、登録した人材エージェントで
あれよあれよという間に、決まった転職。

…と書くと、なんて他力本願な!とお叱りを受けそうだけど
意志があったから、この結果があるんだろうと
動機は私の中に、ちゃんとある。

デザイナーとしての10年後を考えた結果
局部的な仕事を、地道にやり続けるのには
斜陽の業界では辛い部分がある。
その道を極めるには、他社に行った方がいいし
今までの経験を踏まえて、ものづくりへの違うアプローチをするのもいい。

情や居心地のよさや、そういうのをすべてとっぱらって
選んだ結果が、転職だった。

何よりも、心の底に「動きたい」という思いが強くあった。
これが最大の理由。
なにも変化しない、予期した日常の繰り返しは
もう、いやだ。
根を下ろすにはまだ早いし(下ろす土もないし涙)
自分の幅を広げるべく、動かなきゃ!という突き上げる思いがあった。
「動く」「動かない」で迷った時は「動く」を選んだ方が
絶対正解。それは、今回の件でも思い知ったこと。

動いた結果が「?」でも、動かなかった後悔よりも
前向きに悩めると思う。

引継や引越し準備でばたばただけど
この忙しさは自分が望んだ結果なので
粛々と片付けていきます。

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leave me alone!

こんなに無邪気に接してくるというのは
私の気持ちにはまったく気付いてなかったってことなのね。

胸をなでおろす一方で
あまりにも態度が変わらない様子に
複雑な心境。

私の気持ちを知らずに
あんな告白(めちゃくちゃしっくりきてる彼女とそっくりで、戸惑う事が多かった)
をしたというのは
彼女持ちの男子としては、最大限の好意を示してくれたんだと思う。いや、思いたいw

お気に入りのお店について
いろいろ教えてくれるのはいいんだけど
「そこに彼女と一緒に行ったんでしょ?」
「共有できる人がいるのに、私に同意を求めて、なにが嬉しいの?」なんて
意地悪な言葉が次から次へとわき上がりますが、
それをいっちゃあおしまい、なので
何も言わない。

私のメンタルケアが自分の役割だと
自認してる彼の優しさは嬉しいんだけど。

下手に優しいのは
一番の罪で、
優しくするんだったら
最後まで、おねがい。
できないのだったら、ほうっておいて。

退職までの一ヵ月の間に今までの気持ちを
クールダウンしないと
こっちは、気持ちを抑えるので大変なんだからさ。
これ以上、苦しめないでください。

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2008年10月21日火曜日

らっきー。

先月、失恋直後の
朦朧とした頭脳で受けたTOEICの結果発表。

605点。ぎりぎりせーふ!

次の会社は「英語が使えるほうが望ましい」という条件だったし
面接でも何度かスコアを聞かれたので、現在の能力を測るべく受検。
海外との仕事ができるできないの基礎を見極める
ボーダラインが
だいたい600点程度らしいので
勉強らしい勉強はまるでしなかったけど(ラジオ英会話ぐらい)
初めてで600超えは、及第点じゃなかろうか。
スタートラインには立てたみたい。

点数の良し悪しは抜きにして
試験日当日、すべてを忘れ去るべく、
頭を真っ白に集中したのは
新鮮だった。

試験の前日ぐらいは…と
問題集を広げてたけれど
まったく頭に入ってこないし(前日4時まで飲んでたし)
ご飯食べてないから、脳の回転数は最低やし
もう少し平常心で勉強しとけば
650いってたかなーなんて、欲深いことを。

半年後ぐらいに730超(Bランク)目指して
もういっちょ受けてみるか。

リスニング50UP
リーディング80UP目標で。
英語のプロになるわけでなし
自信とモチベーションに繋げるために。

継続はチカラなり。
がんばりまっす。

2008年10月20日月曜日

33にして失恋。

でも、人生初、といっていいぐらい
昇華しきった想い。

やっとアウトプットできる心境になった。

企画者(彼)とデザイナー(私)として、仕事をすること、約三年。
見る映画だとか、食べ物の趣味だとか
何を大事にしてるかだとか、いやに話が合う。
仕事そっちのけで、週末に見た映画について
語りぬくこともしばしば。
こういう人が合う、というのに
うすうす気付き始めたのが、一緒に行った新春のアメリカ出張で。


一ヶ月前
一番密接に仕事をしている人として、伝えなければいけないことがあるんだけど。と
「会社を辞める」と、こっそり伝えた後に
「僕も、独白したいことがある」と、思いつめた顔で。

こんな場所(会社の会議室)で言いたくないんで
会場を移しましょう。と、まるで愛の告白前のような緊張感。

告白される前って、こういう高揚感だったか、と会社を出る前の化粧室。
いつもより、しっかりお化粧直しをして。

2人きりになった、駅のホームで
「準備はいいですか」とえらくもったいをつける。
99.9999%愛の告白ですよね…と
肩に力が入るけど、あくまで自然体で「いいよ」と応える。


「彼女がいるんですけど」



原爆級の破壊力。



その後の言葉に、さらに耳を疑う。
「その彼女と、プロファイルがほぼ一緒なんですよ」
「話してても、なんて似てるんだっていつも驚きで」
「そんな彼女に会ってもらいたい、というのが僕の夢で」
「今晩会ってもらっていいですか」

…というのを
うっすらとした笑顔で聞くのが精一杯で
新手の口説き方か?と
超楽観主義者の私の脳裏を一瞬かすったけれど。

彼女とやらと会って、またびっくり。
昨年会社を辞めた人で
二人は、在職中はまったく接点が無かったけれど
同じ大学出身者ということで、やめる挨拶にいった時に
意気投合、そのままお付き合いするに至ったそう。

あ、かなわない。

そんな瞬時の接点で
心が繋がった二人に
何百時間も仕事の話を重ねて
この程度の自分は、かなわない。

楽しげに話す二人を眺めつつ
ウイスキーをすすり、一人自棄酒。
恋を忘れる荒療治としては、最強のシチュエーション。

彼女のことを好きになったから
プロファイルが似ている私とも話が合ったわけで
彼女の存在がないと、私と彼はここまで
仲良くなれなかったかもしれない。

巡りあった人たちに、意味があるとするのであれば
皮肉な結果だけど
彼女は、私と彼を繋いでくれた。
彼は、私に「どういう人が合うか」という
気付きを与えてくれた。

それが、紛れも無い事実として
圧倒的な事実として、私の前に現れて
彼への想いは
見事なまでに
昇華。

霧のように立ち消えてしまった想いだけど
その中にうっすら残った希望は
次に「合う」人に出会うことがあれば
それに瞬時に気付くことができる私に成長できたこと。

一ヶ月経った今も相変わらず、仲良く仕事してます。
一緒に仕事をする相手としては、最大限の好意を
示してくれたと理解して、淡々と
退職までのカウントダウン。

あと40日。