転職が決まったときも
たった電車で一時間の距離とはいえ、引っ越す事には躊躇したし
でも職場と自宅が遠い生活はいやだったし
結果的には引っ越したのだけど
やはり上町台地の上は、目をつぶって歩いていても
大丈夫、という安心感からか、ほっこり落ち着く毎日でした。
多分日本で一番地域発信のブランドが確立している京都には
憧れる人は多いのだろうけど
私はそんなに好きじゃない。
学生時代に6年、引っ越して1年弱になるけれど
ふらふらと意味もなく歩くこともないし
心を許せていない気がする。
東京出張帰りの新幹線、京都でおりることにも
若干の違和感。なんでアウェーで降りねばならんのだ、と
未だ納得できず。
嫌いじゃないけど、落ち着かない。
大阪・中の島の
橙色の光がきらめく
ちょっと潮臭い風に目を細めながら
自転車で、たてたてよこよこ適当に(大阪市内も碁盤の目になってるので)
ふらふらと走った日々が懐かしい。
今の会社で勤めてる限り
大阪生活はできないのかも知れないけれど
再び上町台地の住人になるぞ、と妄想しつつ。
どんな人にも、そういった街はあるんだろうな。