2009年5月24日日曜日

やさしい言葉

京都に引っ越して以来、学生時代に接点があった人たちと
ぼちぼち人間関係が復活していて
以前大好きだった人(既婚)との再会も果たし、
まあ、なにも始まる事はないけれど(人のものには興味なし)
お兄ちゃん的存在として甘えられる事は
うれしい。

貸してたものを受け取りに、会社帰りに待ち合わせ。
お互い大忙しなので、一言二言交わすだけだったけど
「忙しいんか?」
「…もう大変。なかなか自分のペースが掴めなくて。また聞いてくださいね」
「今日は遅いから…またな!」

またな!か。。やっぱ家庭持ちはつれないわよね。なんて
ちょっとがっかりしたけれど
お兄ちゃんとはいえ、あまり甘えられないな。とちょっと反省。

次の日、メールがくる。
「しんどそうやったな。心配してます。近いうちに絶対時間つくるから」

独り身三十路には、痛いほど、ぐっとくるんですけど。
お兄ちゃん的に甘える。と肝に銘じて、感謝の返信。

でも私は恵まれている。
仕事をしてきた人たちと今でもいいおつきあいができて
今も仕事は大変だけど
いろんな人に助けられている。


2009年5月11日月曜日

1+1+1から1を引く

まるで8ヶ月前の自分をみているような。

橋本治「恋愛論」にて。
彼と自分(この場合は男)と彼女の三角関係。
彼と彼女の関係をはずっと以前から続いていて
彼の自分に対する好意も気づいている。
でも前者の方が強固であり、彼もそれを望んでいるんだろうけど
何だか中途半端に思わせぶりな態度。

でもそれは、単に私が「思いたがっているだけ」であり
現実の世界に目をむけると
「煮え切らない彼」しか残らない。
それは「私を選んでいない」という意味と同等。
私もその事実にあらがおうとせず
彼と彼女が幸せになるのなら、私は消えようと心に誓った。
(現に会社を辞めたしな:それだけじゃないけど)

「彼と彼女を幸福にするために自分が存在していたんだなあ」と気づき
彼と彼女が幸せになった今、自分の存在価値もなくなってしまった夜。

1+1+1から1を引く。ただそれだけのこと。

自分が存在する事に何の必要性もない。
自分に関する事で存在が必要とされているのは、仕事だけ。

その虚無感はたいそうなものだった。
橋本さんは死をも予感したそうだけど
私はそこまでナルシストじゃなかった。

淡々と時間を過ごし
淡々と彼との仕事をこなした。

よく乗り切ったな、と今は思う。

たまに気まぐれのようにくる彼からのメールは
何を意味してるのか。

そこに意味を求めるのも
ばかばかしいことかもしれない。
未だに「煮え切らない」んだろう。

今日も淡々と仕事をこなすのみ。
仕事からは、必要とされている。
そう思わないと、やってられない。

私は誰かを心から求めていないから
誰からも求められないのだろうかしら。

ほんとは、求めてるんだけどな。
そんな他力本願な人間に、誰も魅力を感じないだろう。

明日からも、淡々と仕事するのみ。


2009年5月5日火曜日

上高地&松本紀行

行ってきました。

やまとそばに癒された
3日間でした。

上高地の山のすばらしさは
筆舌に尽くしがたく。
いつも京都盆地でうろうろしてる身には
眩しすぎました。
こういう風景を毎日見てると
性格も変わってきそう。
生まれたての空気と水を
存分に堪能してきました。












松本は思ってたとおりの鄙びた感。
一度歩くとだいたいの雰囲気がつかめて、地図なしで歩ける規模。
旅に行くと道を聞かれるぐらい現地人に馴染む、という裏醍醐味も。

松本ホテル花月に宿泊。
周辺の雰囲気も「昭和」な感じで
映画館が多く残っているのが素晴らしかった。
街の雰囲気と食い気を堪能しました。













松本グルメレポート

●ホテル近くのパン屋さん「小松パン
小学校のころに食べてたようなパン。つい、たくさんご購入。
地方はまだ「固重パン」文化はないんだろうな。ふわふわの甘い食感。

●招きゴールデンレトリーバーに惹かれて入ったそば屋さん「蕎麦倶楽部佐々木
お酒のあて最強。(さんまの唐揚げサルサソース!美味しかった)
日本酒も最強。(九郎左衛門の生酒にうっとり。山形のお酒でした)
蕎麦も最強。(麺つゆが美味しかった)
ご主人&奥様&お店の雰囲気も落ち着いた素敵なところで
真空管アンプでジャズが流れてたのが印象的でした。
ランチにも行ってみたかったな。

●細めんが優しい「野麦
開店直後に行ったにもかかわらず、15分程度待つ。
おなかがすいてたので、大盛りに挑戦しようかな…と頭をよぎるも
並で正解。量が多かったです。
細めんが優しく、のどごし最高でした。

●イチジクの甘露煮
上高地のホテルでの食事に出てきました。
イチジクに目がない私は、早速お土産で購入。
郷土料理、なのかな?
最近こういうやさしい味に琴線が触れる。

●長野地酒「真澄」生酒
佐々木で生酒があまりに美美味しかったので
目についた酒屋さんでおすすめを聞いて購入。
甘めすっきり。で、一気に飲んでしまった…

ほとんど食い気のみ。の旅行でしたが
大満喫でした。

また、やまとそば旅行に行きたいな。