2009年3月24日火曜日

完全な無


最近仏教本を何冊か平行してよんでいるので
どの本に書いてたか記憶が確かじゃないのですが。

輪廻転生が仏教の中心思想だと思ってたわけですが
輪廻転生しているうちは、まだまだ修行が足りないらしくて
究極のカタチは、何にも生まれ変わることなく「完全な無」になること、だそうな。

日常のいろんなことに
心を砕き、小さなことにこだわり
ため息をつき、自分はまだまだだ。なんて日々反省してる
私なんて地面をはいずりまわる、虫けらなみのレベルなんだろうな。

完全な無。憧れるけど
それを志向しだしたとたん
現世への未練がなくなるというか
生きるパワーがなくなるというか
前へ進む力とうまく噛み合ないような気がして
それは、私がデザイナーという仕事をしていることに
大きく関わるのかもしれないけれど
虚無感に苛まれることなく
「無」について考えたい。というのが最近のトレンド。

結局、みんな「無」になってしまうわけで
生かされている7,80年の間に
自分が生きた証を、なんて、遮二無二働いたりするわけなんだけど。

永遠なんて、ないわけだから
自分が生きた証を残す。という考え自体が
烏滸がましいわけで。

別に元気がない訳ではないけれど。
そんなことを考えてしまう、34歳春。

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